子育て講演会に行ってみた Part1:キッズコーチング

子育て講演会に行ってみた:キッズコーチング

こさつき

備忘録として、参加した講演会の内容と感想をざっとまとめてみます。

1.主催団体の紹介

一般財団法人日本キッズコーチング協会
保育・教育に携わる人向けの「キッズコーチング」という資格を、監修・認定する団体です。(公式HP参照)

2.講演会目次

こさつき

第1~3部までありましたが、非会員の私は午前中の第1部のみの参加です。
第5回 JAKC「いいこの日」記念イベント(第1部)
1.はじめの言葉
 「キッズコーチング協会について」
2.子育てミニセミナー
 2-1.「子どもの才能を伸ばす
    ママパパコーチになる方法」
 2-2.「みんな違った良さがあるいい子」
 2-3.「子どもが自ら伸びていく褒め方・
   心を傷つけない正しい叱り方」
3.パネルディスカッション
 「コーチングを活用した教育について」
4.基調講演
 「非認知能力を伸ばす子どもの学びは
  遊びにある」
5.おわりの言葉

3.講演者毎の要点

【1.キッズコーチング協会について】
むらたますみ 氏
(Beanstalk代表
 キッズコーチングマネージャー)

・子どもの可能性を育てる
・大人には「いたずら」に思えることも、
 子どもにとっては発見、実験。
・転ぶのを防ぐのではなく、
 痛い時にどうするのか、
 どうしたら転ばないのかを一緒に考える。

【2-1.子どもの才能を伸ばすママパパコーチになる方法】
田中京子 氏
(キッズコーチングマネージャー)

子育ての目標=自立させること
・コーチ=目標達成に導くこと
どうやって目標達成をするか、
 子ども主体で考える。

 →「他の方法を考えてごらん」と促す。
 →複数の方法を教えてあげる。
母に必要なこと=笑顔
 →自分が笑顔でいる為に、
  我慢しすぎない。
 →自分が好きなことも適度にする。

【2-2.みんな違った良さがあるいい子】
吉澤美幸 氏
(キッズコーチングシニアトレーナー)
・生まれ持った5つの気質がある。
・エンジェルタイプ

  ニコニコ、発想力、
  行動力、ムードメーカー
・テキストタイプ
  規則的な生活が出来る、
  粘り強い、理論的、
  しっかり者
・アクティブタイプ
  好奇心旺盛、活発、
  表現が不器用、甘えん坊
・デリケートタイプ
  敏感、共感力、
  観察力、慎重派
・ネガティブタイプ
  こだわりがある、集中力、
  表現が苦手、独創的
・「この子は大丈夫」と信じる。
 人格否定を口に出すと、暗示になるのでNG。

【2-3.子どもが自ら伸びていく褒め方・
 心を傷つけない正しい叱り方】

たなかみわ 氏
(キッズコーチングマネージャー)

・褒める=良い行動を指摘して、
 習慣化させる。
褒め方
 過程や気持ちを言葉にして、
 認めてあげる。

 →~したからだね、
  ~になって嬉しいね、
  かっこいいね、ママ助かる
・叱る=好ましくない行動を
 指摘して、良い行動へ導く。
叱る時=危険、不健康、不道徳
叱り方
 Iメッセージで伝える。

 →「~したら、ママ悲しい」
自分の感情が収まらない時の手順
 ①少し一人になる
 ②ごめんね言い過ぎた
 ③スキンシップ&仲直り
 ④怒った理由やしてほしい事を話す
 ⑤「どんなあなたも大好き」と伝える。

【3.パネルディスカッション】
資格保持者6名のパネルディスカッションでした。
割愛(_ _)>

【4.非認知能力を伸ばす子どもの
 学びは遊びにある】

竹内エリカ 氏
一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長
子育て・幼児教育専門家

・著書の紹介
 「0~2歳 あそびかた辞典」2020/12/10発売
・学び=生きていく力を得ること
・非認知能力の重要性
 「5歳までの環境が人生を決める」
・コロナ禍
 ストレスは集中することがない時に溜まる。
遊びの中に子どもの才能が現れる。
 →長く集中する遊び
・例:積み木遊び
 ①高く積み上げて壊す
  =行動派、挑戦的、暴れん坊 
   →体を使う遊びが良い。
 ②家など想像して作る
  =想像力、優しさ、チームプレー 
   →見立て遊び、皆で遊ぶと良い。
 ③横に並べる
  =秩序性、こだわりがある、
   頑固、知能高
   →数字や色で遊ぶと良い。
・0~1歳
 ①口に入れる
  =本能、食べれるものかどうか
 ②たたく
 =音を試す=聴力が育つ時期
  →絵本や音楽で耳・頭が良くなる。
 ③投げる
 =周囲の反応を確かめる
 =社会性が育つ時期
  →友達と遊ばせる。
 =物を掴める力がある
  →豆つかみなど指先遊びで器用になる
屋根がなく、友達がいる所で更に育つ。
・例:公園の砂場 社会が詰まっている
 ①ほじる・・・触覚、実験、
 ②水を入れる・・・創意工夫
 ③トラブル時・・・性格による
  →貸してあげる=優しさ・協調性
  →やだ=自主性
  →ちょっとまって、次貸す
   =問題解決能力がある
・おままごと・見立遊び
 =社会性が現れる・育つ
遊びの中で集中力が伸びる
意味のない遊びが大事
 例:石集め、傘を壊す、水を流す
無心になっているときこそ大切
 ゴールはない、止めない

・遊びの3つのポイント
 主体性=意欲
 不確定=探求心
 非生産性=満足、自己肯定感
親の接し方
 ◯やりたいことをやらせる。

  過程が大事
  教えない
  結果を求めない
  評価しない、
  価値をつくらない
 ☓割って入る。
  何作ってるの?
  どうして~なの?
  こんな風にしたら?
子育ても同じ
 うまくいってもいかなくても良い
 過程を自分で褒める
 ゴールはなくてもいい
 意味はなくてもいい
 遊び心を持って。
・遊ぶ人=長生き
遊び=学びと成長の連続
子育ては最高の社会貢献

4.感想

自由に好き勝手遊ぶことの大切さ
を再認識しました。
ついつい口出ししたくなっちゃう。

自分だって
何かに取り組んでいる最中に
横から「あーしろこーしろ」
「そんなやり方は~だ」と
口出しされると萎えますよね。

「こんな風にしたら?」と
助言はもらっても、
その通りにするか
決めるのは自分。

ということは・・・

遊ぶ方法を見せはしても、
手取り足取り教えちゃ駄目、
集中しだしたら口出し無用、

って感じかな。

「自主性が大事」はよく聞く話。
うまくいってもいかなくても、
それで学んでいく
んだから、
暖かく見守って、
子どもが「HELP」と
こちらを見た時だけ、
ほんのちょっと、

解決の糸口を教える。

こんなスタンスでいけるように、
今まで以上に意識してみます。

5.まとめ

子どもの可能性を伸ばすには・・・
・どうやって目標達成をするか、
 子ども主体で考える。
・気質によって伸びる才能が違う。
・褒める=承認欲求を満たす
・叱るのは、危険・不健康・不道徳な時
・叱った後は愛情を伝える。
・自由に遊ぶことで非認知能力は育つ
・遊び方をよく観察する。

こさつき

「キッズコーチング」の考え方を知れてよかったです。
知った前と後では、子どもへの接し方がガラッと変わるかも…
気になった方は協会名を検索してみてください(^^)

コメントを残す