育児本:『お母さんのための「男の子」の育て方』の感想

男の子への接し方や育児方針にお悩みのあなたへ…

  

・育児本は気になるけど読む時間ない!
・今の育児方針で大丈夫かな
・性別で育て方って違う?
我が家は息子がいます。
最近主張が激しくなってきて、今のアプローチ方法で良いのか気になったので、読んでみました。
男の子の育児本2冊目の紹介です。
1冊目はこちら。

こさつき

1.本の紹介

タイトル:お母さんのための
     「男の子」の育て方
(2012/6/10)
著者:高濱 正伸さん
 「数理的思考力」「国語力」「野外体験」を重視した「花まる学習会」設立。算数オリンピック委員会理事。
 「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」などのメディア出演や、著書・講演も多数されています。

2.要点

【大前提】
・鍛えないと、折れやすい子になる。
・男女は違う生き物、幼児は尚更。

【男の子って…】
・言うことを聞かない
 →何でもゲームにしちゃえばOK。
・冒険・スリルが好き
・勝ち負けにこだわる
 →将来有望かも。
・戦いごっこは皆通る道
 怪我しそうになったら終わり、
 などの喧嘩ルールを。
・下品なことが好き
・汚くても気にならない
・すぐ飽きる=すぐ満足する
・動くものが好き
 目の細胞の違い。
 女の子は顔が好き。
・字が汚い
 必要な時に丁寧に書ければOK。
・行動が遅い
 「テキパキできるとかっこいい」
 と声掛けを。
・オタク、収集家
・理屈で納得する
・お母さん大好き

【自立する為に…】
・目標
 ~幼稚園:人の話を聞ける
 ~小学校:得意技を持って卒業する
・型を覚えて約束を守る。
・叱り方
 復唱させる。
 出来た時だけ認める。
 (カレンダーに出来たマークなど)
 今日だけよ、はNG。
 厳しく、短く、後引かず。
 1対1、低音、丁寧にゆっくり真顔で話す。
 出来ない理由を言い始めたら叱ってOK。
・早起きの習慣
 「休みの日くらい」はNG。
・基礎体力が大事。
 特に脚力。
 粘り強さにつながる。
・挨拶やマナーは親が手本。
 「何て言うんだっけ?」と促す。
・「身だしなみは相手のため」
・TVゲームは小学生はNG。
 「みんな持ってる」の
 みんなを書き出させる。
・「いじめ」
 自信のある子には来にくい。
 得意なことを見つけ、自信をつける。
 親は介入しない(暴力事件を除く)。
 ただ抱きしめて愛情を伝えるだけ。
・達成感→自信になる
 遊び尽くす、我慢して乗り越える経験。
 低学年から漢字練習も◯。
・運動コンプレックスは克服を。
 家族で一緒に頑張る。
・興味のあることを否定しない
・「仕事って厳しい&やりがいがある」を見せる。
・親が楽しんでいる姿を見せる。
・あこがれの人に会わせる。

【魅力ある人になる為に…】
・親に愛されている自信
 比較評価NG。
 子ども自身の成長を認める。
・喧嘩は見守る
・情熱

 好きなことに没頭させる
・いちいち「事件化」しない
・素直さ→ポジティブな言葉かけ
・思いやりを育てる

 異学年・異性と遊ぶ。
・馬鹿なこと
 ユーモアにつながる。
 面白がってあげる
・失敗はプラスイメージで終える
・どんな状況でも面白く
 見方を変える。

【学力を高める為に…】
・自分を騙さない
・わからないままにしない
・考えること=楽しい

 一緒に楽しむ。
 迷路はおすすめ。
 「喧嘩しないように分けるには?」
 ボードゲーム後の感想戦が◯。
・姿勢と座り方は大事。
 座れている時に褒める。
・言語
 正しい日本語を話す。
  →言葉を省略しない。
  →わからない言葉は調べる。
 本を好きに
  →読み聞かせ。
  →親が読む姿を見せる。
 しりとりを〇〇縛りで。
 説明させる。
  →否定はしない。
  →アドバイスはOK。
・時計はアナログで
・家事のお手伝い

 工夫体質になる。
・やらせてあげる
 おせっかいしない。
・「なぜ?」をほめて、一緒に考える。
・右脳は野外で育つ。

【10歳以降の接し方】
・10歳以降は自分で育つ
 そのための土台は幼少期
・「何があっても味方」と伝える
・外の師匠を見つけてあげる
・本音話をする
・子どもが自分で責任を持つ
・見放さない

3.感想

男の子の親には
是非読んでほしい
一冊。
前回読んだ男児子育て本と比べて、
もっと「教育」視点
実行方法も細かに
書いてあります。
マニュアルにしても良さそう

著者は、
将来自分で食べていける様になるには、
鍛えられる必要がある

と仰っています。
ガツンと言ってくれる大人が必要。
確かにそのとおりだと思います。

「叱らない子育て」もありますが、
そういった本も
叱る=悪いことではない、
と言っています。
要は叱り方ですよね。
ある程度は叱られた経験、
挫折を乗り越えた経験がないと、
社会に出てからは厳しい
でしょうね。

そういう意味では、
私は
親・〇〇教室・塾の先生に
恵まれました。
その環境を与えてくれた親に
感謝
です。
おかげで、
打たれ強くはないけど、
自分で立ち直れている

思います。(笑)

4.まとめ

・男の子はこういうものと割り切る。
・自立心、魅力、学力を
 伸ばす土台は幼児期にあり。
・叱る時は叱る。
 軸を明確に。
・親は常に味方。
 やりたいことを好きにやらせる。

こさつき

2冊読んで、「男の子とは」が明確になりました。
これからは、芯のある子に育つよう、関わり方を考えていこうと思います。

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