育児本:「男の子の本当に響く叱り方ほめ方」の感想

叱り方、ほめ方にお悩みのあなたへ…

  

・育児本は気になるけど読む時間ない!
・今の育児方針で大丈夫かな
・性別で育て方って違う?
我が家は息子がいます。
最近主張が激しくなってきて、今のアプローチ方法で良いのか気になったので、読んでみました。

こさつき

1.本の紹介

タイトル:男の子の 本当に響く 叱り方ほめ方(2014/10/14)
著者:小崎 恭弘さん(大阪教育大学 准教授、元保育士)
 西宮市の男性保育士第一号。
 研究テーマは『育児における父親支援と
 それを支える社会システムの構築』。
 ご自身で育休取得もされています。
 Eテレの「すくすく子育て」等、
 メディア出演や講演会もされています。
 (大阪教育大学HP、巻末参照)
 他にも複数、出版されています。

2.要点

思考のくせや対処法だけまとめました。
【子育てにおいて】
・息子・母は噛み合わなくて当然
 大人と子供、男と女。真逆の存在。
・子育てハードルは低く。
 小さなことで喜びを。
・良い母親の条件=過不足ない関わりや環境の整備
・「人間として」大事なことを伝える。
 性別の「らしさ」、は時代にそぐわない。

【男の子って…】
・衝動性が高い
 →予想の範囲を広げる。
  目を離さない
・オタク、こだわりが強い
 →否定しない、好きを伸ばす。
・暴力的
 →叩かないでいいよ、嫌って言おうね、
  と言い続ける。
・嘘をつく
 現実と空想が混ざっちゃう。悪意はない。
 →バイキン発見!〜戦隊出動!など
  空想を活かして対応
・すぐふざける
 →緊張した場面が苦手。抵抗感の現れ。
 →エスカレートするのは
  期待にこたえようとしている
・超ママっ子
 「僕にかまって」「ずっと見てて」
 →認められたい。無視しない。
・仲良くなるには
 →息子ワールドを一緒に楽しむ。
・傷つく時
 自分の宝物が壊された時。

【「叱る」について】
・叱ることは危険回避に必要。
・叱らなくても、行動を変えられる。
・約束が多いと叱る頻度も上がる。

 →約束の量を減らす
  難易度を下げる、死ななきゃいい、まぁいいか
 →年齢に応じてゴール設定の見直し
 →一日叱らない日を決めて、観察してみる
 →一日離れてみる。
  帰ってきた時は生きていればok、
  楽しかったならok、
  何かしら家事ができていればok。
・良さとして受け止める、のびのびしている
・ここから叱りますラインを作る

【叱り方】
・その場で現行犯のみ
 前言ったでしょは通じない。
・ビシッと一言、シンプルな言葉で。
 「ちょっと」など曖昧な言葉はわからない。
・環境を作る。
 叱り顔を作る。目尻↑口角↓
 声が聞こえる体制を作る
 →テレビ消す。一対一で。
・いつもと違う雰囲気を出す。
 →声のトーンを落とす。
  落ち着いてゆっくり話す。
  悲しかったら泣くのもあり。
  母にもいろんな感情がある事を教える。
・最後は許す。
 ネチネチ追い込まない。
・プライドを尊重する
 →立場や誰かと比較はNG。

・思いが通じるのは3割程度。
・「~したらご褒美」はNG。

 身にならない。要求がエスカレートする。
 気持ちのご褒美が○(褒める・喜ぶ)。
・罰は効かない。
 懲りずに何度もする。

【ほめ方】
・良いところを見つける。
 たまには手を止めて、よく観察する。
・今ここで起きたことを褒める。
・シンプルな言葉で。
 「あなたのした事はとても良い事」
 とわかるように。
・プロセスを褒める。
・大げさに褒める。

・目の前で誇らしげにポーズをとったら…
 「最高!かっこいい!」と、
 とりあえず褒める。
・ありがとう、嬉しい、良かったね、でOK。
 具体的に。何がどう嬉しいか、伝える。
・褒める=善悪の価値を学ぶ

3.感想

疑問にスパッと答えてくれる
良本
だと思います!
事例も書いてあるし、
テンポが良くて
読みやすい!
時間がない方は、
目次だけ読んでもいい位です。

叱り方、ほめ方は、
女の子も同様じゃないかと
私は思います。

書きすぎを避けるために、
行動や対処法の理由は省きました。
是非ご一読いただきたいです(^^)

こさつき

「男の子」ってあるけど、夫の取説にも使えそうです。笑

 

3.まとめ

・男の子はそういうものだと割り切る。
・死ななきゃ良い、と見守る。
・シンプルにわかりやすい言葉で伝える。

こさつき

あれこれ口酸っぱく言うのは、もしかしたら無駄な労力かも!?
気楽に行こうと思えるようになりました!

1 COMMENT

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